メガバクテリアの検査について解説します。
当院ではメガバクテリア郵送検査を行っています。
(参考)
メガバクテリアとは?
メガバクテリアの症状
メガバクテリアの検査
メガバクテリアの治療
メガバクテリアの検査方法
メガバクテリアの検査方法には2種類あります。
顕微鏡検査が一般的に行われます。糞便を顕微鏡で観察する検査です。
遺伝子検査は、糞便または吐物を検体として行うPCR検査です。
顕微鏡検査
メガバクテリアは糞便中に排出されるため、顕微鏡検査が有効です。
鳥の動物病院でまず行う基本的な検査です。
糞便を生理食塩水で溶いて顕微鏡で観察します。
※郵送検査の場合、細菌叢の評価や壊れやすい病原体の検出はできません
【顕微鏡写真】
セキセイインコのメガバクテリア画像(顕微鏡で400倍に拡大)
メガバクテリアは顕微鏡で細長いこん棒状に見えます。
メガバクテリアは、感染していても糞便中に毎回必ず排出される訳ではありません。
日によって出たり出なかったりすることもあります。
1度の検査では分かりません。
年に2~3回程度、定期的に検査を受ける必要があります。
遺伝子検査
メガバクテリアの遺伝子検査は、鳥の糞便や吐物を検体として、PCR検査を行います。
検査キットによる郵送遺伝子検査を行っている検査機関も存在します。
当院では郵送遺伝子検査を行っています。
郵送検査について(メガバクテリア 糞便検査)
鳥の病院が近くになくてお困りの方に向けて、メガバクテリアの糞便検査を郵送でお受けします。
検体として糞便を送付していただきます。
検査方法の選び方
一般的にメガバクテリアの検査としては「顕微鏡検査」が行われます。
最初は顕微鏡検査がおすすめです。
顕微鏡検査の申込はこちら
検出率の高い検査を受けたい人には「遺伝子検査」がおすすめです。
顕微鏡検査 | 遺伝子検査 | |
検査方法 | 顕微鏡で観察 | PCR |
検出率 | 高い | 非常に高い |
検査料金 | 1000円 (+送料) | 8000円 (+送料) |
結果通知日数 | 即日 | 1~2週間 |
検体送付方法 | チルドゆうパック (冷蔵) | チルドゆうパック (冷蔵) |
遺伝子検査は感染を見落とす確率が下がります。
メガバクテリアの感染が疑われるが顕微鏡検査で陰性の場合(潜伏感染)にも有効です。
遺伝子検査の申込はこちら
郵送検査でメガバクテリア陽性となった場合
メガバクテリアはお薬で治療できる病気ですが、薬の処方には法律上、対面診療が必要です。
近隣の鳥の診療ができる動物病院で診察・治療を受けることをおすすめします。
本検査の趣旨をご理解いただき、申込みをお願いします。
メガバクテリアの検査が必要な理由
メガバクテリアは定期的な検査が必要です。